“源之助”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きのくにや40.0%
げんのすけ40.0%
たんぼのたゆう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
壁にはうっすり、呼吸いきあとと、濡れた唇が幻にそのまま残って、蝶吉の体は源之助きのくにや肖顔画にがおえが抜出したようになって、主婦おかみの手で座敷の真中まんなかへ突入れられて、足もたまらず、横僵よこだおれになったが、男のそば
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
女「それに家橘かきつが大層渋く成りましたのに、松助まつすけが大層上手に成りましたことね、それに榮之助えいのすけ源之助げんのすけが綺麗でございますね」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
若いころの源之助たんぼのたゆうそっくりないろは屋が、ふところ手の雪駄せったばき、花曇りの空の下をこうぶらりと押しだしたところ、これが芝居なら、さしずめ二つ三つ大向こうから声がかかろうというもので
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)