“肖顔画”の読み方と例文
読み方割合
にがおえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
以前、人形町辺に居りました時分ちょいちょいお店へ参って、といってこの天窓に対して、(肖顔画(にがおえ)などを孫どもに買ってやりましたで存じております、)
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
壁には薄(うっす)り、呼吸(いき)の痕(あと)と、濡れた唇が幻にそのまま残って、蝶吉の体は源之助(きのくにや)の肖顔画(にがおえ)が抜出したようになって、主婦(おかみ)の手で座敷の真中(まんなか)へ突入れられて、足も溜(たま)らず、横僵(よこだお)れになったが、男の傍(そば)。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)