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にがおえ
ふりがな文庫
“にがおえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
肖顔画
66.7%
似顔絵
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
肖顔画
(逆引き)
以前、人形町辺に居りました時分ちょいちょいお店へ参って、といってこの天窓に対して、(
肖顔画
(
にがおえ
)
などを孫どもに買ってやりましたで存じております、)
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
壁には
薄
(
うっす
)
り、
呼吸
(
いき
)
の
痕
(
あと
)
と、濡れた唇が幻にそのまま残って、蝶吉の体は
源之助
(
きのくにや
)
の
肖顔画
(
にがおえ
)
が抜出したようになって、
主婦
(
おかみ
)
の手で座敷の
真中
(
まんなか
)
へ突入れられて、足も
溜
(
たま
)
らず、
横僵
(
よこだお
)
れになったが、男の
傍
(
そば
)
。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
にがおえ(肖顔画)の例文をもっと
(2作品)
見る
似顔絵
(逆引き)
殊に今の洋服を着た菊五郎などは、余りよく私の友だちに似ているので、あの
似顔絵
(
にがおえ
)
の前に立った時は、ほとんど
久闊
(
きゅうかつ
)
を
叙
(
じょ
)
したいくらい、半ば気味の悪い懐しささえ感じました。どうです。
開化の良人
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
にがおえ(似顔絵)の例文をもっと
(1作品)
見る
“にがおえ”の意味
《名詞》
(美術) 人の顔を描いた絵。
(美術) 歌舞伎役者または特定の人物を描いた浮世絵。
(出典:Wiktionary)