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溜
ふりがな文庫
“溜”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
たま
44.1%
た
37.7%
たまり
5.0%
ため
3.9%
だま
3.5%
だ
2.8%
だめ
2.4%
だまり
0.6%
たむ
0.2%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たま
(逆引き)
取り付きの角の室を
硝子窓
(
ガラスまど
)
から覗くと、薄暗い中に
卓子
(
テーブル
)
のまわりへ
椅子
(
いす
)
が逆にして引掛けてあり、
塵
(
ちり
)
もかなり
溜
(
たま
)
っている様子である。
河明り
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
溜(たま)の例文をもっと
(50作品+)
見る
た
(逆引き)
顔には悲しみとも苦痛ともとれる、一種の絶望的な表情がうかび、眼には涙が
溜
(
た
)
まっていた。ひと際つよく、ずしんと家が震動した。
暴風雨の中
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
溜(た)の例文をもっと
(50作品+)
見る
たまり
(逆引き)
また江戸では浅草と品川とに非人
溜
(
たまり
)
があって、善七、松右衛門の両名がいわゆる非人頭となり、エタ頭弾左衛門の下に属していた。
賤民概説
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
溜(たまり)の例文をもっと
(27作品)
見る
▼ すべて表示
ため
(逆引き)
おまっちゃんは糸で編んだ網に入れてある、薄い
硝子
(
ガラス
)
の金魚入れから水が
洩
(
も
)
って廻るように、丸い大きな眼に涙を一ぱい
溜
(
ため
)
て
堪
(
こら
)
えていた。
旧聞日本橋:04 源泉小学校
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
溜(ため)の例文をもっと
(21作品)
見る
だま
(逆引き)
それに
醒
(
さ
)
めて、四、五人の侍臣が桟敷から飛び降りると、剣士
溜
(
だま
)
りの幕からも、五、六人の若侍がバラバラと試合場の中央に駈けた。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
溜(だま)の例文をもっと
(19作品)
見る
だ
(逆引き)
そういった
人中
(
ひとなか
)
の商売は
黒人
(
くろと
)
のことですから、万事に抜け目がなく、たとえば売り
溜
(
だ
)
めの銭などは、バラで
抛
(
なげう
)
って置いてある。
幕末維新懐古談:42 熊手を拵えて売ったはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
溜(だ)の例文をもっと
(15作品)
見る
だめ
(逆引き)
はき
溜
(
だめ
)
を置いてあるでなし、ドブ板があるでなし、リーヤ・カーが置きっ放しになっているではなし、ましてやネオンサインも看板もない。
第四次元の男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
溜(だめ)の例文をもっと
(13作品)
見る
だまり
(逆引き)
普通の住居を医院らしく使うのでしたから、診察室、患者
溜
(
だまり
)
などを取ると狭くなるので、薬局だけは掛出しにしてありました。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
溜(だまり)の例文をもっと
(3作品)
見る
たむ
(逆引き)
温泉あり。綿の湯といふ。
上中下
(
かみなかしも
)
を
分
(
わかつ
)
ている。上の湯は
清灑
(
せいしや
)
にして臭気なし。これを飲めば酸味あり。上の湯の流あまりを
溜
(
たむ
)
るを中といひ、又それに
次
(
つぐ
)
を下といふ。
轎夫
(
けうふ
)
駄児
(
たじ
)
の類浴する故
穢濁
(
くわいだく
)
なり。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
溜(たむ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“溜”の解説
溜(ため)は、江戸時代において、病気になった囚人などを保護する施設である。
(出典:Wikipedia)
溜
漢検準1級
部首:⽔
13画
“溜”を含む語句
水溜
芥溜
埃溜
塵溜
吹溜
血溜
溜息
掃溜
足溜
肥溜
肥料溜
溝溜
一溜
溜塗
武者溜
蒸溜
溜間
溜水
蒸溜器
蒸溜水
...
“溜”のふりがなが多い著者
吉川英治
山本周五郎
夏目漱石
島崎藤村
泉鏡花
堀辰雄
林芙美子
横光利一
薄田泣菫
海野十三