“黒人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くろうと62.5%
くろんぼ10.9%
こくじん7.8%
くろと4.7%
くらうと3.1%
ニグロ3.1%
くろひと1.6%
くろびと1.6%
くろんぼう1.6%
クリオール1.6%
ニガ1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし黒人になればたぶんただ一面のちゃぶ台、一握りの卓布の面の上にでもやはりこれだけの色彩の錯綜が認められるのであろう。
写生紀行 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
虚栄には表裏両面がある。表面は愚で、ガラス玉をつけた黒人だ。裏面はばかで、ぼろをつけた哲学者だ。僕は前者を泣き、後者を笑う。
しかし諸君の前に一人の黒人が現われたとする。一眼見れば直ちにその黒人である事がわかるだろう。デュウゼは黒人である。
エレオノラ・デュウゼ (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
おかみさんは黒人の出の人だとかで、短気な、気に入りであつた。それへ大勢のお子たちがあつたりして、勤め辛かつた。
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
選択も無ければ審査も授賞も無い。黒人素人も玉石混淆である。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
私は十六の年にアメリカへ渡り、あらゆる職業に従って黒人のように働きつづけましたが、どんな仕事にも成功しませんでした。
キャラコさん:01 社交室 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
はさうもはないが、した黒人べてすのに便利なため、まづ普通へを採用しておきませう。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
(少彦名命の研究五巻一号一六頁以下)それをソホトというは赭人で、なお色黒き民族を、クロンボすなわち黒人と云うと同じ振合いのものであろう。
ただしご存じ通りの黒人が赤道近き烈日に焦がされたるため、いよいよもって大々的黒面漢と相成り、今日ちょっと同僚と上陸し、市中の理髪店にいたり候ところ
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
而も狂人の家の出なのです——三代にる白痴と狂人の家です! 彼女の母親の黒人は狂人で而も飮んだくれでした!——その娘と結婚してしまつた後で分つたことでしたが。
「ウーム。黒人の野郎、こいつをせしめようなんて職過ぎらあ」
支那米の袋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)