“錯綜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さくそう95.3%
いりまじ2.3%
ジグザグ2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし黒人くろうとになればたぶんただ一面のちゃぶ台、一握りの卓布の面の上にでもやはりこれだけの色彩の錯綜さくそうが認められるのであろう。
写生紀行 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
事件は重畳複雑し、義理人情は紛々と錯綜いりまじって自から数奇なる人生の紋様を織り出してゆく。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
そして、ディグスビイはまず、この館に難問を提出し、そうしてから、その錯綜ジグザグの結び目の中で、嘲笑せせらわらっているのだ
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)