“さくそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
錯綜97.6%
削痩2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それよりも何層倍か錯綜さくそうした、また何層倍か濃厚な模様を、縦横に織り拡げている、海のような場内へ、ひょっこり顔を出した。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
(修学第一期中に列ねたる条項は思ひつくままに記したるを以て、前後錯綜さくそう重複ちょうふくあるを免れず、読者請ふこれを諒せよ)
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
削痩さくそうした頬に夕陽があたって、動くたびにそこが鉛色に光った。
金狼 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)