“混淆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こんこう94.3%
こんかう5.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わが国神仏混淆こんこうの歴史は何よりも雄弁にそれを語っている。この先、神耶しんヤ混淆のような事が起こって来ないとは決して言えなかった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
明治八年は私が二十三で年季が明けて、その明年私の二十四の時、その頃神仏混淆こんこうであった従来からの習慣しきたりが区別されることになった。
それは生玉寺町いくたまてらまち青蓮しやうれん寺の墓地で、この寺は明治三年神仏混淆こんかうの時にお廃止になつた生玉東門とうもんの遍照院の後身である。
期待きたいしてあるものにはかうばられたやう絶望ぜつばうとが混淆こんかう紛糾ふんきうした自暴自棄やけ態度たいどもつておつぎをめた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)