“習慣”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ならわし21.1%
ならはし15.6%
しゅうかん13.8%
しきたり11.9%
しふくわん11.0%
ならい6.4%
くせ5.5%
しゆうかん4.6%
ならひ3.7%
しうくわん1.8%
(他:5)4.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“習慣”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語(児童)30.8%
文学 > イタリア文学 > 詩28.6%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語15.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
そう決ったらば旧の盂蘭盆うらぼん前に嫁入させるが土地の習慣ならわしだとかいうので、二番目の兄がにわかに上京した。
二階から (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
対のほうでは寝殿泊まりのこうした晩の習慣ならわし女王にょおうは長く起きていて女房たちに小説を読ませて聞いたりしていた。
源氏物語:35 若菜(下) (新字新仮名) / 紫式部(著)
小川家にも一週に一度は必ずたづねる習慣ならはしであつたのに、信吾が帰つてからは、何といふ事なしに訪ねようとしなかつた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
養生やうじやう榮燿えいやうやうおもふは世上せじやう一般いつぱん習慣ならはしなり。
養生心得草 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
アメリカの習慣しゅうかんうらやましく思うものは、かの大学卒業式そつぎょうしきさかんにすることである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
年月ねんげつ経過けいかするとともに、習慣しゅうかんってついにはその相手あいて被告ひこく
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
金筋のはいった英国風の燕尾えんび服を着せて、もっと家柄の高い旧家同様の習慣しきたりに改めなければ自分の友達たちが来ても
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)
そして系図には習慣しきたりとして流儀の奥義がしるされてあり、それを与えられた武芸者は流儀の本家家元となれる。
日置流系図 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
習慣しふくわんつてつひには其相手そのあいて被告ひこくあるひ患者くわんじやたいして
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
とうとうしまひには、引取ひきとり手のない死人を、この門へ持つて來て、棄てゝ行くと云ふ習慣しふくわんさへ出來た。
羅生門 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「チェ、残念!」と人影は、舌打つ音を響かせたが、「吾を盗人と云わば云え! 切取り強盗は戦国の習慣ならい! われに恥ずるところ少しもなし!」カラカラとばかり大きく笑った。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
古郷ふるさと涅槃会ねはんえには、はだに抱き、たもとに捧げて、町方の娘たち、一人が三ツ二ツ手毬を携え、同じように着飾って、山寺へ来て突競つきくらを戯れる習慣ならいがある。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それでも何うも夜も落々おちおち眠られないし、朝だって習慣くせになっていることが、がらりと様子が変って来たから寝覚めが好くない。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
というのが口癖で、魚売さかなやは自分よりよほど身分違い——さも低級でもあるようにいやしめてののし習慣くせがあったのだ。
そのころ貴人きじんぬと、家臣かしんなどが殉死じゆんしといつて、おとも習慣しゆうかんがありましたので
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
つちつくつた人間にんげん動物どうぶつぞうならべる習慣しゆうかんがありました。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
また汝のために憂へず、されど告げよ、汝何ぞこゝに坐するや、導者を待つか、はたたゞ汝のりし習慣ならひに歸れるか。 —一二六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「仕方がありませんよ、奥さん。実は土地ところ習慣ならひで、私の故郷くにではさうしなければならない事情があるのです。」上院議員は剃り立ての顔を撫でながら、目で笑ひ/\言つた。
習慣しうくわんを異にし住居を異にするアイヌとコロボツクルが裸体らたいたいする考へを等しうせざるはあやしむに足らず。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
いま習慣しうくわんなんともないやうになつてしまう』とつて芋蟲いもむしは、くち煙管きせるくわへてふたゝはじめました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
手前は長く奉公しても山出しの習慣しぐせけん男だ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
嫉妬深い獣の習慣つねとして私と戯れている小猿達を見ると、彼は猛烈に岡焼きして気味の悪い声で吠え立てて威嚇おどかそうとするのであった。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
どうにかしてこの古び果てた習慣カストムの圧力からがれて、驚異の念を以てこの宇宙に俯仰介立ふぎょうかいりつしたいのです。
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
いわ習慣カストムの力です。
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
何色彩なにいろを使つても習慣コンベンションを破つてるから新しいんだよ。何時かの展覽會に出した風景と靜物なんか黒人くろうと仲間ぢや評判が好かつたんだよ。其奴が君、遊びに來た中學生に三宅の水彩畫の手本を推薦してるんだからね。……僕は悲しかつたよ。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
何色彩なにいろを使つても習慣コンベンシヨンを破つてるから新しいんだよ。何時かの展覧会に出した風景と静物なんか、黒人くろうと仲間ぢや評判が好かつたんだよ。其奴そいつが君、遊びに来た中学生に三宅の水彩画の手本を推薦してるんだからね。……僕は悲しかつたよ。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)