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習慣
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ならい
ふりがな文庫
“
習慣
(
ならい
)” の例文
「チェ、残念!」と人影は、舌打つ音を響かせたが、「吾を盗人と云わば云え! 切取り強盗は戦国の
習慣
(
ならい
)
! われに恥ずるところ少しもなし!」
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
古郷
(
ふるさと
)
の
涅槃会
(
ねはんえ
)
には、
膚
(
はだ
)
に抱き、
袂
(
たもと
)
に捧げて、町方の娘たち、一人が三ツ二ツ手毬を携え、同じように着飾って、山寺へ来て
突競
(
つきくら
)
を戯れる
習慣
(
ならい
)
がある。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
山村水廓
(
さんそんすいかく
)
の
民
(
たみ
)
、河より海より小舟
泛
(
う
)
かべて城下に用を便ずるが佐伯近在の
習慣
(
ならい
)
なれば
番匠川
(
ばんじょうがわ
)
の
河岸
(
かし
)
にはいつも
渡船
(
おろし
)
集
(
つど
)
いて乗るもの下りるもの、浦人は歌い山人はののしり
源おじ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
主人
(
あるじ
)
が先に立って奥の一室へ案内する、私も
何心
(
なにごころ
)
なく
其
(
そ
)
の跡について行くと、貴族の家の
習慣
(
ならい
)
として、広い一室の壁に先祖代々の人々の肖像画が順序正しく
懸
(
か
)
け
列
(
つら
)
ねてある。
画工と幽霊
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
必ず最初に「
題号解釈
(
だいごうげしゃく
)
」といって、まず
題号
(
なまえ
)
の解釈をする
習慣
(
ならい
)
になっています。
般若心経講義
(新字新仮名)
/
高神覚昇
(著)
▼ もっと見る
台所と、この
上框
(
あがりがまち
)
とを隔ての
板戸
(
いたど
)
に、
地方
(
いなか
)
の
習慣
(
ならい
)
で、
蘆
(
あし
)
の
簾
(
すだれ
)
の掛ったのが、破れる、
断
(
き
)
れる、その上、手の届かぬ何年かの
煤
(
すす
)
がたまって、
相馬内裏
(
そうまだいり
)
の
古御所
(
ふるごしょ
)
めく。
国貞えがく
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
其の事を
謂
(
い
)
ふ
毎
(
ごと
)
に、姉は
面
(
おもて
)
を
蔽
(
おお
)
ふ
習慣
(
ならい
)
、大方
其
(
そ
)
の
者
(
もの
)
等
(
ら
)
の
身体
(
からだ
)
から姉の顔を
掠
(
かす
)
めて、
暖簾
(
のれん
)
を
潜
(
くぐ
)
つて、
部屋
(
ここ
)
まで
飛込
(
とびこ
)
んで来たのであらう、……其よ、
謂
(
い
)
ひやうのない
厭
(
いや
)
な
臭気
(
におい
)
がするから。
蠅を憎む記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“習慣”の解説
習慣(しゅうかん、en: habit, custom)とは、
日常の決まりきった行いのこと。長い間そうすることによって、そうすることがあたかもきまりのようになったこと。
(心理学用語)反復によって習得し、少ない心的努力で繰り返せる、固定した行動のこと。
(出典:Wikipedia)
習
常用漢字
小3
部首:⽻
11画
慣
常用漢字
小5
部首:⼼
14画
“習慣”で始まる語句
習慣的
習慣上
習慣通