“句”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
92.1%
ことば2.6%
たた2.6%
フレーズ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このみつつのかたちうたを、のちには、片歌かたうたといつてゐます。これは、うた半分はんぶんといふことでなく、完全かんぜんでないうたといふことであります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
ほこらちかところ少年せうねんそうあり。かね聰明そうめいをもつてきこゆ。含春がんしゆん姿すがたて、愛戀あいれんじやうへず、柳氏りうしせい呪願じゆぐわんして、ひそか帝祠ていしたてまつる。ことばいは
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
私は肥満った亭主から受取った麦酒のコップをもって、隅の椅子に就くと、不意に肩をたたいたものがあった。
日蔭の街 (新字新仮名) / 松本泰(著)
元来試験官と受験者は氷炭ひょうたん相容あいいれない。先方は意地悪い小面倒なことをりに択って訊くのだから、此方こっちも、そら、先刻の英語のフレーズのように、出来る丈け高く命を売るのさ
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)