“片言隻句”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へんげんせっく75.0%
へんげんせきく25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
われわれがマルクス、レーニンの学説を研究するのは、マルクス、レーニンの片言隻句へんげんせっくを暗記したり、その理論を公式的に鵜呑みにすることではない。
名人上手に聴く (新字新仮名) / 野呂栄太郎(著)
ひどくはさみを入れられ、日記は滅茶滅茶に抹殺されて居りますが、残った片言隻句へんげんせっくを綴って、いろいろの事情に思い合せると、志津子夫人と千束守の二人は
(青年文學第一の成語)平生批評をもつぱらにせざる人々の中には、多少これに對して意見を述べたる人ありといへども、大抵片言隻句へんげんせきくにして、人の心をあかしむるに由なし。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)