“前句”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まえく75.0%
まへく25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
という有名な一続きがあるが、前句まえくが向いの亭主、受句うけくが十夜だからこのから臼は、粉挽臼こなひきうすであることが察せられる。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
まず、ひとりが起句きくを詠むと、次の者が脇句わきくをつける。また受けて前句まえくを出すと、他の者が下の句を附けてゆく。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
むかし、しもに(それにつけてもかねしさよ)とぎんずれば、前句まへくはどんなでもぴつたりつく。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)