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まえく
ふりがな文庫
“まえく”の漢字の書き方と例文
語句
割合
前句
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前句
(逆引き)
という有名な一続きがあるが、
前句
(
まえく
)
が向いの亭主、
受句
(
うけく
)
が十夜だからこのから臼は、
粉挽臼
(
こなひきうす
)
であることが察せられる。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
まず、ひとりが
起句
(
きく
)
を詠むと、次の者が
脇句
(
わきく
)
をつける。また受けて
前句
(
まえく
)
を出すと、他の者が下の句を附けてゆく。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
口までが
儼然
(
きっ
)
とむすばれて、どうしてと再び問返した語気は全く変って居たけれども、訳を知らぬ花次が気の附くはずはなく、ほんとにおかしいんですよとほとんど火を附けるような
前句
(
まえく
)
に
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
とにかく次の北枝の
附句
(
つけく
)
では、是を上流の未亡人などの、
夫
(
おっと
)
におくれて無常を観ずる者に取っているから、
前句
(
まえく
)
の表現はかえって一応は女の名と解せられたものと見られる。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
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