“前垂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まえだれ73.0%
まへだれ15.7%
まえだ10.1%
まへだ1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この界隈の踊り場には、地つきの商店の子弟が前垂を外して踊りに来る。すこし馴染になった顔にたまたま小初は相手をしてやると
渾沌未分 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
前垂の赤、それを片はづしに、貫入の入つたやうな厚化粧、此處を先途と、地獄の三丁目まで屆きさうな嬌聲を發するのです。
嫁のお民は、と見ると、この人は肩で息をして、若い母らしい前垂れなぞにもはや重そうなからだを隠そうとしている。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
をぢさんと二人で、仕事場の砥石でかんなの刃を研いでゐました。よく見るとけふは、ちやんと仕事着をきて、黒い前垂れをかけてゐます。
かぶと虫 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)