“前垂掛”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
まえだれが33.3%
まえだれがけ33.3%
まえだれかけ11.1%
まへだれかけ11.1%
まへだれがけ11.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“前垂掛”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 工芸 > 工芸8.3%
文学 > 日本文学 > 日本文学0.5%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
そこへ前垂掛まえだれがけの米屋の主人が、「おなべや、お鍋や」と手を打ちながら、彼自身よりもの高い、銀杏返いちょうがえしの下女を呼び出して来た。
将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
車掌の声に電車ががたりと動くや否や、席を取りそこねて立っていた半白はんぱくばばあに、その娘らしい十八、九の銀杏返いちょうがえ前垂掛まえだれがけの女が、二人一度にそろって倒れかけそうにして危くも釣革つりかわに取りすがった。
深川の唄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
独鈷入とっこいり博多はかたの帯に銀鎖をいて、きちんと構えた前垂掛まえだれがけ
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
京の町々を歩くと、珍らしくも紺絣こんがすりの着物に前垂掛まえだれがけ、頭には手拭てぬぐい、手には手甲てっこう、足には脚絆きゃはん草鞋わらじ出立いでたちで、花や柴木を頭に山と載せ、または車に積んで売り歩く女たちの姿を見られるでしょう。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
小商人こあきんど風の一分別ありそうなのがその同伴つれらしい前垂掛まえだれかけに云うと、こちらでは法然天窓ほうねんあたまの隠居様が、七度ななたび捜して人を疑えじゃ、滅多な事は謂われんもので
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この頃清野兵庫県知事が官吏をして、前垂掛まへだれかけになつて鈴木商店に入るといふ噂が頻りと立つてゐる。
銀杏返いてふがへし、前垂掛まへだれがけ姿すがたに、部屋へやおくられてると、勝手元かつてもとから
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)