“島田”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しまだ97.1%
しまた2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
髪は島田しまだにゆって、長いたもとのゆうぜんの着物を着て、ピカピカ光るきんらんの帯をしめて、しずかに、こちらへ歩いてくるのです。
魔法人形 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
……何處どこともなしにうちに、つぶしの島田しまだ下村しもむら丈長たけながで、しろのリボンがなんとなく、鼈甲べつかふ突通つきとほしを、しのぎでいたとしのばれる。
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ある日其処そこを通りかゝると、頭を島田しまたに結つた十七八の女が、壺から水をむでうちから持つて来たらしい硝子瓶ガラスびんに入れてゐるのがある。