“何處”のいろいろな読み方と例文
新字:何処
読み方割合
どこ65.1%
いづこ22.1%
いづく7.6%
どちら2.3%
いずこ0.6%
いつ0.6%
いづれ0.6%
どつか0.6%
どつち0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文化(ぶんくわ)が發達(はつたつ)して來(く)れば、自然(しぜん)何處(どこ)か漠然(ばくぜん)として稚氣(ちき)を帶(お)びて居(ゐ)るやうな面白(おもしろ)い化物思想(ばけものしさう)などを容(い)れる餘地(よち)が無(な)くなつて來(く)るのである。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
おのづから智慧(ちゑ)も力(ちから)も備(そな)はつて、陽(ひ)の面(おもて)に、隱形(おんぎやう)陰體(いんたい)の魔法(まはふ)を使(つか)つて、人目(ひとめ)にかくれ忍(しの)びつゝ、何處(いづこ)へか通(とほ)つて行(ゆ)くかとも想(おも)はれた。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
曉(あかつき)の頃(ころ)になつて漸(やうや)く水(みづ)も盡(つ)きたので、二人(ふたり)は其(その)中(なか)に入(い)り、今(いま)は何處(いづく)と目的(めあて)もなく、印度洋(インドやう)の唯中(たゞなか)を浪(なみ)のまに/\漂流(たゞよ)つて居(を)るのである。
今詫びたからとて甲斐はなしと覺悟して、太吉、太吉と傍へ呼んで、お前は父さんの傍と母さんと何處(どちら)が好い、言ふて見ろと言はれて、我らはお父さんは嫌い
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
領主 予(よ)は常(つね)に足下(おぬし)をば正(たゞ)しい僧(そう)と信(しん)じてをったわ。……ロミオの僕(しもべ)は何處(いずこ)にをる? 彼(か)れは此儀(このぎ)に對(たい)して何(なん)と申(まう)すぞ?
「何處(いつ)、何處からゐなくなつたんだ」
二名(にめい)の水兵(すいへい)も日出雄少年(ひでをせうねん)も大賛成(だいさんせい)なので、直(たゞ)ちに相談(さうだん)は纏(まとま)つたが、さて何處(いづれ)の方面(ほうめん)へと見渡(みわた)すと、此處(こゝ)を去(さ)る事(こと)數里(すうり)の西方(せいほう)に一個(いつこ)の高山(かうざん)がある、火山脉(くわざんみやく)の一(ひと)つと見(み)え
婆樣(ばあさん)は上方者(かみがたもの)ですよ、ツルリンとした顏(かほ)の何處(どつか)に「間拔(まぬけ)の狡猾(かうくわつ)」とでも言(い)つたやうな所(ところ)があつて、ペチヤクリ/\老爺(ぢいさん)の氣嫌(きげん)を取(とつ)て居(ゐ)ましたね。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
何處(どつち)を見たつて、何んにもなかつた。
防雪林 (旧字旧仮名) / 小林多喜二(著)