“間拔”のいろいろな読み方と例文
新字:間抜
読み方割合
まぬ57.1%
まぬけ42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あまりの間拔まぬけさに自分で自分にきまりわるく、すぐ引返ひつかへさうかと思つたけれど、どうせもうおくれたのだから、いつそ文法ぶんぽふ時間じかんをすましてからにしようと
冬を迎へようとして (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
間拔まぬけだなア、三百六十五日、皆んな親の命日だと思へ、腹の立たない禁呪まじなひになるぜ」
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
婆樣ばあさん上方者かみがたものですよ、ツルリンとしたかほ何處どつかに「間拔まぬけ狡猾かうくわつ」とでもつたやうなところがあつて、ペチヤクリ/\老爺ぢいさん氣嫌きげんとつましたね。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
間拔まぬけのたかい大人おとなのやうなつらをして團子屋だんごや頓馬とんまが、かしらもあるものか尻尾しつぽ尻尾しつぽだ、ぶた尻尾しつぽだなんて惡口あくこうつたとさ、らあ其時そのとき束樣ぞくさまへねりんでたもんだから
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)