“間々”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
まま44.4%
あいだあいだ22.2%
あいあい11.1%
あひだ/\11.1%
まゝ6.3%
ひまひま3.2%
あいだ/\1.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“間々”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓12.5%
社会科学 > 教育 > 大学・高等・専門教育・学術行政11.8%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語3.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
序文は文章雅馴がじゆんならずして、間々まま欧文を直訳せる如き語法を交へ、一見その伴天連たる西人の手になりしやを疑はしむ。
奉教人の死 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ちょっと聞くともっともらしく思うこともあるが、翻訳のやり方によってははなはだもっともでない実行に現れることが間々ままある。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
庭の植込に降る雨の、鈍い柔な音の間々あいだあいだに、亜鉛あえんといを走る水のちゃらちゃらという声がする。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
街道の方を見ると、並木の松の間々あいだあいだに、乳牛院の原の方から慕って来た群衆が、蛾のように並んで、こっちをながめている。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また、あのいわに追上げられて、霜風の間々あいあいに、(こいし、こいし。)と泣くのでござんす。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
窓近くさしでたる一枝は、枝の武骨なるに似ず、日光のさすままに緑玉、碧玉へきぎょく琥珀こはくさまざまの色に透きつかすめるその葉の間々あいあい
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
平八郎父子が物を言ひ掛ければ、驚いたやうに返事をするが、其間々あひだ/\は焚火の前にうづくまつて、うつゝともゆめとも分からなくなつてゐる。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
鉄橋と渡船わたしぶねとの比較からこゝに思起おもひおこされるのは立派な表通おもてどほりの街路に対して其の間々あひだ/\に隠れてゐる路地の興味である。
路地 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
隨而小弟にも無異かはりなく罷在、當分は宿替やどがへにて獨居いたし、間々まゝ夢中には貴丈あなたに御逢申上候。
遺牘 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
序文じよのぶん間々まゝ欧文を直訳したかのやうな語法を交へ、一見して伴天連ばてれんたる西人せいじんの手になつたものだらうと思はれるやうな所があると断り書まで添へたものだ。
さて目※まどろむ間も無く朝早く目がめると、平生いつもの通り朝食あさめしの仕度にと掛ったが、その間々ひまひまにそろりそろりと雁坂越の準備よういをはじめて
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
かく思いてはやる方なくもだえしが、なおやみ難き心より思いつきて、浪子は病の間々ひまひまに幾を相手にその人の衣を縫い、その好める品をも取りそろえつつ、裂けんとすなる胸の思いの万分一も通えかしと、名をばかくして、はるかに佐世保に送りしなり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
是から楊枝を遣い始めようとすると、ゴーンと云うのが上野の午刻こゝのつだから今の十二時で何う云う訳か楊枝が四本あります、一本へ歯磨を附けまして歯のもとと表を磨き、一本の楊枝で下歯の表を磨き、又一本の楊枝で歯の裏を磨き、小さい楊枝が有りまして、これで歯の間々あいだ/\を掃除いたします。
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)