“頻々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひんぴん89.9%
ヒンピン4.0%
ひん/\2.0%
ひん/゜\2.0%
ひんひん1.0%
ぴんぴん1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近者ちかくは北米オークランド湖畔の一友遙かに書を寄せて曰く、飛電頻々ひんぴんとして戦勝を伝ふるや、日本人の肩幅日益日益ひますひます広きを覚え候ふと。
渋民村より (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
これには——『パチノ』ノ墓穴ハ頻々ヒンピンタル火災ト時代ノ推移ノタメニツマビラカナラザルニ至リ、タダ『ギンザ』トイウ地名ヲ残スノミトハナレリ。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
頻々ひん/\たる地震ぢしんたいしても、古代こだい國民こくみん案外あんぐわい平氣へいきであつた。いはんや太古たいこにあつては都市としといふものがない。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
近年この近在の地主たちによつて頻々ひん/゜\として演じられるその種の失敗の数々を次から次へと並べたてて行つた。
新らしき祖先 (新字旧仮名) / 相馬泰三(著)
頻々ひんひんわたくしみみにひびいでまいりました。
一尺のものを目当てに釣るに、三尺なるが懸る故にらすなり。されども、この三尺なるは、頻々ぴんぴん懸るものに非ざれば、之を挙げ得て、真の釣の楽みあるなり。
大利根の大物釣 (新字新仮名) / 石井研堂(著)