“頻繁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひんぱん96.0%
しげしげ0.8%
うるさ0.8%
はげし0.8%
ひんばん0.8%
ヒンパン0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、それがある時代には頻繁ひんぱんに現われ、他の時代にはほとんど現われなくなったとしても、それほど不思議な事とは思われない。
怪異考 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
私かうして始終お訪ね申しますし、鰐淵さんも頻繁しげしげいらつしやるので、度々たびたびお目に懸るところから、何とかお想ひなすつたのでございませう。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
犬は首をあげ、耳をしゃんとてて、雑鬧ざっとうの中を進んで行った。交通の頻繁うるさい街を横ぎるときなどは、鎖をピンと張るようにして、機敏に主人を導くのであった。
幻想 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
こう思うにつけても、張教仁は、どうしてももう一度紅玉エルビーを手に入れたいとあせるのであった。彼はそれから尚頻繁はげしく、北京ペキンの内外をさがし廻った。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
徳川時代の江戸には、これは興行的に、又は宣傳のために頻繁ひんばんに行はれ、明治大正になつてからも幾度かくり返されました。
三顧頻繁ヒンパンナリ 天下ノハカリゴト
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)