“紅玉”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ルビー34.8%
こうぎよく17.4%
ルビイ15.2%
こうぎょく10.9%
あかだま4.3%
リユビイ4.3%
かうぎよく2.2%
べにだま2.2%
エルビー2.2%
カルブンクルス2.2%
(他:2)4.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“紅玉”を含む作品のジャンル比率
文学 > イタリア文学 > 詩14.3%
文学 > 文学 > 叢書 全集 選集9.5%
文学 > フランス文学 > 小説 物語5.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
青玉サファイヤでも、紅玉ルビーでも、黄玉トパーズでも本物の、しかも上等品でなくてはこの硬度と光りはない筈です。
死後の恋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
——糸七のおなじ話でも、紅玉ルビー緑宝玉エメラルドだと取次ばえがするが、何分焼芋はあやまる。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
瑠璃るりはささやく紅玉こうぎよくに、(さあれ苦の一聯ひとつらね)、
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
紅玉こうぎよく入亂いりみだれて、小草をぐさつた眞珠しんじゆかずは、次等々々しだい/\照増てりまさる、つき田毎たごとかげであつた。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
色も濡々ぬれぬれ水際立みずぎわだつ、紫陽花あじさいの花の姿をたわわに置きつゝ、翡翠ひすい紅玉ルビイ、真珠など
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
すそを浮かすと、紅玉ルビイに乳が透き、緑玉エメラルドももが映る、金剛石ダイヤモンドに肩が輝く。
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
此のたびの不思議な其の大輪たいりんの虹のうてな紅玉こうぎょくしべに咲いた花にも、俺たちが、何と、手を着けるか。
紅玉 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
見る内に、霧が薄らいで、其がしずくに成るのか、赤いものはつやを帯びて、濡色ぬれいろに立つたのは、紅玉こうぎょくの如き柿の実を売るさうな。
貴婦人 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
かれらはいづれも小さき紅玉あかだまが日輪の燃えて輝く光を受けつゝわが目にこれを反映てりかへらしむる如く見えたり 四—六
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
名高き者とはやわが知りしかの殘りの喜びは、日の光に當る紅玉あかだまの如くわが目に見えたり 六七—六九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
暖炉シユミネの火が灰がちな下に昨夜ゆうべ名残なごり紅玉リユビイの様なあかりを美しく保つては居るが
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
あれ、じつと、紅玉リユビイの涙のにじむこと……
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
黄色い、黒ずんだ紅玉かうぎよくの色の、花やかな桃色の、青い白いが水に泳いで居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
わけて紅玉べにだまを溶かしたような葡萄酒ぶどうしゅ愛飲あいいんし、時々、菓子器に盛ってある南蛮菓子を取っては食べ、かつ語るのであった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
紅玉エルビーの行衛をさがすためには、彼はもちろん警務庁へもすぐに保護願いを出したのではあったが、警務庁では相手にしない。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
後ろ姿ではあるが、夜目ではあるが、先へ歩いて行く男女のうち、女の方はどう見直しても、紅玉エルビーの姿に相違ない。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
一三三〇年頃仏国の旅行僧ジョルダヌス筆、『東方驚奇編ミラビリア・デスクリプタ』にいわく、エチオピアに竜多く、頭に紅玉カルブンクルスいただき、金沙中に棲み、非常の大きさに成長し、口から烟状の毒臭気を吐く、定期に相集まり翼を生じ空を飛ぶ。
羊の皮の手ざはりに金の箔押すわがこころ、思ひあがればある時は、紅玉ルビサフアイヤ、緑玉エメラルド金剛石ダイヤモンドをもちりばめむとする、何んといふかなしさぞや、るりいろ空に花咲かば忘れなぐさと思ふべし。
「わすれなぐさ」はしがき (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
……手につまさぐるのは、真紅のいばらの実で、そのつらな紅玉ルビィが、手首に珊瑚さんご珠数じゅずに見えた。
小春の狐 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)