“紅玉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ルビー36.0%
こうぎよく16.0%
ルビイ14.0%
こうぎょく14.0%
あかだま4.0%
リユビイ4.0%
エルビー2.0%
かうぎよく2.0%
べにだま2.0%
カルブンクルス2.0%
ルビ2.0%
ルビィ2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして金と銀とで全体ができて、いろ/\の宝石、ダイヤモンド、紅玉碧玉、エメラルドなどでかざつて、ぴか/\光つてをりました。
夢の国 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
二三日つて、さんにをした。其日白樺社中で、御存じの名歌集紅玉』の著者木下利玄さんが連立つてえてた。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
見てからといふものは私の羞耻に滿ちた幼い心臟は紅玉入の小さな時計でも懷中してゐるやうに何時となく幽かに顫へ初めた。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
のある桃色の裳袴には銀モールの縁繍いが取ってあり、耳環翡翠はともかく、首飾りの紅玉やら金腕環など、どこか中央亜細亜の輸入風俗の香がつよい。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
紅玉のやうな薔薇の花、顏の黒ずんだに咲く薔薇の花、紅玉のやうな薔薇の花、おまへは帶の締緒の玉にすぎない、僞善の花よ、無言の花よ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
暖炉の火が灰がちな下に昨夜名残紅玉の様なりを美しく保つては居るが、少しもく無いので寝巻の楊枝つて居た手を休めて火箸で掻廻すと
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
それにしても本当に紅玉という女は、何んという不思議な女であろう。そういう女に逢ったということは、なんという私の不運であろう
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
黄色い、黒ずんだ紅玉の色の、花やかな桃色の、青い白いが水に泳いで居る。窓から引いた光と船から引いた光とがまじつて縦横に縞を作つて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
わけて紅玉を溶かしたような葡萄酒愛飲し、時々、菓子器に盛ってある南蛮菓子を取っては食べ、かつ語るのであった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
東方驚奇編』にいわく、エチオピアに竜多く、頭に紅玉き、金沙中に棲み、非常の大きさに成長し、口から烟状の毒臭気を吐く、定期に相集まり翼を生じ空を飛ぶ。
羊の皮の手ざはりに金の箔押すわがこころ、思ひあがればある時は、紅玉サフアイヤ、緑玉金剛石をもめむとする、何んといふしさぞや、るりいろ空に花咲かば忘れなぐさと思ふべし。
「わすれなぐさ」はしがき (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
湖の小波が誘うように、雪なす足の指の、ぶるぶると震えるのが見えて、肩も袖も、その尾花にく。……手につまさぐるのは、真紅のの実で、その紅玉が、手首に珊瑚珠数に見えた。
小春の狐 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)