『夢の国』
雪の降る日でした。 吉ちやんは机について学課のお浚へをしてをりました。障子の立つてゐる室の内は、薄暗くて、まるで夕暮の様でした。外にはまだ盛んに雪が積るらしく、時々木の枝からさら/\と雪の落ちる音が聞えました。 「アヽ/\/\」 吉ちやんは …
著者 | 宮原晃一郎 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
初出 | 「赤い鳥」1923(大正12)年4月 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約14分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約23分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
碧玉
真
皆
追剥
畏
吉
甦
因
老
市
蒼醒
尤
誰
呪文
蔭
鬚
良
股
路
綺麗
給
紅玉
身体
飽
私
馬鹿
人達
悦
併
傍
僕
処
只
坐
室
家
眼
掻
撫
欠伸
浚
煤
片隅
直
題名が同じ作品