“併”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しか71.9%
あわ16.9%
あは5.5%
なら2.7%
しかし0.5%
0.4%
0.4%
あはせ0.2%
あひ0.2%
あわせ0.2%
(他:6)1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしその若武者も日本人を憎むけはないから、私などが仮令たとい時の洋学書生であっても災にかかる筈はない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
馬「旦那まア板子の下へ女の子を入れてくなんざア凄い寸法で、しかし旦那よくまアの八釜しい御番所の前をねえ」
だんだん調べてみると、文字吉は小三津のほかに、囲い者やら後家さんやらあわせて八人の女に関係していることが判りました。
半七捕物帳:54 唐人飴 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
すけ。これならば僧侶が持ってもふしぎはない。また他人が見ても解読げどくはできぬ。あわせて、これを道誉へ渡せ」
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
十太夫の同勢は新規の足輕二百人に徒歩衆かちしゆう、働筒衆をあはせて三百五十人、市兵衞の一行は僅に上下三十八人である。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
二人の青持と力をあはせて、またゝくうちに生捕つた曲者が、二人、三人、五人、——折から關所の方にあがるときの聲。
せっかくの思に、そで振り交わして、長閑のどかあゆみを、春のよいならんで移す当人は、依然として近寄れない。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この垣の外は五六間の空地あきちであって、その尽くるところにひのき蓊然こんもりと五六本ならんでいる。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
しかしながら金解禁きんかいきんごときは内外ないぐわい經濟上けいざいじやうから大問題だいもんだいである
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
しかしながら日本にほん大正たいしやうねんから今日こんにちまで十二三年間ねんかん
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
そしてここに、彼がゆうべ早耳に入れた重大な敵の機密と、わせて、それに沿う作戦上の献言とを、勝家に呈したのであった。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
——その報告やら、また数日前に、大坂を去って堺へ入った旅行中の徳川家康の様子をもわせて告げて来たものだった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かし、松島さん、万事貴下あなたの方寸にることでは御わせんか」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
これはサルトリイバラ、とげに猿が引かかります。根は山帰来という漢方薬ですが、かし本当のサンキライではありません。これが誰でも知っているナズナ(ペンペン草)この実が三味線のバチに似ているでしょう。
熊の穴居こもりたる所をみつくれ目幟めじるしをのこして小屋にかへり、一れんの力をあはせてこれをる。
大家は家夫わかいものつくしてちからたらざれば掘夫ほりてやとひ、いく十人の力をあはせて一時に掘尽ほりつくす。
(あか川の事はこゝにいはず、千曲川一名を信濃川ともいふ、くまの字をも用ふ)千曲川の水源すゐげんは信濃越後飛騨の大小の川々あまたながあひて此大河をなす也。
大家たいか家夫わかいものを尽して力たらざれば掘夫ほりてやとひ、幾十人の力をあわせて一時に掘尽す。事を急に為すは掘る内にも大雪下れば立地たちどころうずたかく人力におよばざるゆゑなり。
(新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
しかしながら「過ギ去リタル意識」を過去として許す意味に於ては、当然、現在より先にあるべき「意識のはたらき」を未来と名づくべきではあるまいか、といふ疑問に達する。
意識と時間との関係 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
幸ひ此方こつちの社が拡張の機運に際して居たので、社長は随分と破格な自由と待遇を与へて竹山をれて来たのだと云ふ事であつた。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
仏典に名高い賢相大薬マハウシャダの妻毘舎佉ヴィサクハ女、美貌智慧ならびに無双たり。
ははあ、文盲もんもうとみえるな。読んで聞かせる。その裏面うらを返してみい。——楮幣チヨヘイハ銅幣『乾坤通宝ケンコンツウホウ』ト同ジクアハセ用ヒ、一切ノ交易ニトドコホリアルナカレ——としてあるのだ。
クラい空間は、明りのやうなものをタダヨハしてゐた。シカし其は、蒼黒アヲグロモヤの如く、たなびくものであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
よい姉御だつた。シカし、其歌の後で、又おれは、何もわからぬものになつてしまつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
例年当寺ニテ執行シュギョウ阿波アワ丈六寺代印可ノ儀ナラビニ遍路人ヘンロニン便乗ノ扱イ等ニワカ阿州家アシュウケヨリ御差止オサシト有之候コレアリソウロウモッテ中止イタシソウロウナオ秋船アキブネノ遍路ハ其折ソノオリ再告申サイコクモウスベキコト
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)