“併”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しか72.2%
あわ16.7%
あは5.3%
なら2.8%
しかし0.5%
0.4%
0.4%
あはせ0.2%
シカ0.2%
あひ0.2%
あわせ0.2%
しかしなが0.2%
0.2%
ならび0.2%
アハ0.2%
ナラ0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
□私が青鞜を引き受けたについて大分あぶながつてゐて下さる方があるとのことですがしかし私はどうかして引き受けた以上はやつて行くつもりです。
しかし事の起らない先にその赴くところをはっきりと見究めることこそ、社会や人生や、その他すべての仕事にとってどれ程大切であるかわからない。
雨粒 (新字新仮名) / 石原純(著)
ところがその当時日本は福建ふっけん省の不割譲を約束してあったのもあわせて罵倒した様な訳で、各新聞などから甚だ相済まぬという批評を受けた。
東亜の平和を論ず (新字新仮名) / 大隈重信(著)
それで私はここに一言を附加して、私の不明を謝し、あわせて私の誤解を正してくれた人々の親切をありがたく思うむねを公けにするのである。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
清水谷の常吉が面白さうに渡したのは、女の手紙が五本、小菊に書いたなか/\の達筆たつぴつで、五本をあはせてこよりでたばねてあります。
彼土かのどの使徒聖人が言行を録すると共に、あはせて本邦西教徒が勇猛精進の事蹟をも採録し、以て福音伝道の一助たらしめんとせしものの如し。
奉教人の死 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
霜にきて堅くなりたること、路傍みちばたにすくすくと立ちならべる枯れ柳の、一陣の北風にと音していっせいに南になびくこと
夜行巡査 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
聴手ききてには、自分より前に兄夫婦が横向になって、行儀よくならんですわっていたので、自分は鹿爪しかつめらしくあによめの次に席を取った。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
しかしながら金解禁きんかいきん出來できると、是迄これまでとはちがつた經濟上けいざいじやう状態じやうたいる。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
此節少々快方候、しかし他出致しかね候まゝ御無礼つかまつり候。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
そしてここに、彼がゆうべ早耳に入れた重大な敵の機密と、わせて、それに沿う作戦上の献言とを、勝家に呈したのであった。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
——その報告やら、また数日前に、大坂を去って堺へ入った旅行中の徳川家康の様子をもわせて告げて来たものだった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これはサルトリイバラ、とげに猿が引かかります。根は山帰来という漢方薬ですが、かし本当のサンキライではありません。これが誰でも知っているナズナ(ペンペン草)この実が三味線のバチに似ているでしょう。
かし、松島さん、万事貴下あなたの方寸にることでは御わせんか」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
大家は家夫わかいものつくしてちからたらざれば掘夫ほりてやとひ、いく十人の力をあはせて一時に掘尽ほりつくす。
熊の穴居こもりたる所をみつくれ目幟めじるしをのこして小屋にかへり、一れんの力をあはせてこれをる。
クラい空間は、明りのやうなものをタダヨハしてゐた。シカし其は、蒼黒アヲグロモヤの如く、たなびくものであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
よい姉御だつた。シカし、其歌の後で、又おれは、何もわからぬものになつてしまつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
(あか川の事はこゝにいはず、千曲川一名を信濃川ともいふ、くまの字をも用ふ)千曲川の水源すゐげんは信濃越後飛騨の大小の川々あまたながあひて此大河をなす也。
大家たいか家夫わかいものを尽して力たらざれば掘夫ほりてやとひ、幾十人の力をあわせて一時に掘尽す。事を急に為すは掘る内にも大雪下れば立地たちどころうずたかく人力におよばざるゆゑなり。
(新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
しかしながら「過ギ去リタル意識」を過去として許す意味に於ては、当然、現在より先にあるべき「意識のはたらき」を未来と名づくべきではあるまいか、といふ疑問に達する。
意識と時間との関係 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
幸ひ此方こつちの社が拡張の機運に際して居たので、社長は随分と破格な自由と待遇を与へて竹山をれて来たのだと云ふ事であつた。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
仏典に名高い賢相大薬マハウシャダの妻毘舎佉ヴィサクハ女、美貌智慧ならびに無双たり。
ははあ、文盲もんもうとみえるな。読んで聞かせる。その裏面うらを返してみい。——楮幣チヨヘイハ銅幣『乾坤通宝ケンコンツウホウ』ト同ジクアハセ用ヒ、一切ノ交易ニトドコホリアルナカレ——としてあるのだ。
例年当寺ニテ執行シュギョウ阿波アワ丈六寺代印可ノ儀ナラビニ遍路人ヘンロニン便乗ノ扱イ等ニワカ阿州家アシュウケヨリ御差止オサシト有之候コレアリソウロウモッテ中止イタシソウロウナオ秋船アキブネノ遍路ハ其折ソノオリ再告申サイコクモウスベキコト
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)