“楮幣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょへい80.0%
チヨヘイ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おかげで獄中におる多くの凡下ぼんげどもの首が救われました。あとは楮幣ちょへいの流通をさかんにしてみせるだけが、道誉の責任にございまする」
譔は烏老のいうことを聞いて、馬鹿馬鹿しくもあったが、正直な男だけに、楮幣ちょへいを焚いたがために貪欲漢を甦らしたということがぐっと癪に触った。
令狐生冥夢録 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
ははあ、文盲もんもうとみえるな。読んで聞かせる。その裏面うらを返してみい。——楮幣チヨヘイハ銅幣『乾坤通宝ケンコンツウホウ』ト同ジクアハセ用ヒ、一切ノ交易ニトドコホリアルナカレ——としてあるのだ。よくおぼえておけ。