“凡下”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼんげ87.1%
ボンゲ12.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「近日は然るべき種姓は凡下ぼんげに下され、国民等は立身せしむ。自国・他国皆此くの如し。是れ併しながら下極上かごくじょう(下剋上)の至なり」
まことに唯一詞ひとこと。当の姫すら思い設けなんだことばが、匂うが如く出た。貴族の家庭の語と、凡下ぼんげの家々の語とは、すっかり変って居た。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
まことに唯一詞ヒトコトタウの姫すら思ひ設けなんだコトバが、匂ふが如く出た。貴族の家庭の語と、凡下ボンゲの家々の語とは、すつかり變つて居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
非職凡下ボンゲヲイワズ、伊勢ノ車ノ庄ヲ恩賞ニテ行ナワルヨシ、関東ノ御教書ミギョウショ有之コレアリ、ソノ上ニ定遍ジョウヘンズ三日ガウチニ六千貫ヲ与ウベシ、御内ミウチ伺候シコウノ人、御手オンテノ人ヲ討チタラン者ニハ五百貫
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)