“充”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
63.9%
18.3%
みた11.3%
つま2.5%
あて1.1%
0.6%
あつ0.3%
くち0.3%
づつ0.3%
みち0.3%
(他:4)1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“充”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]32.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.3%
歴史 > 伝記 > 個人伝記5.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「どんな女なんです。その若い婦人と云うのは。器量からいうと」と興味にちた顔を提煙草盆さげたばこぼんの上に出した。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
よろしく現に甲冑を有せざるものには、金十八両を貸与してこれがてしめ、年賦に依って還納せしむべきである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
いずれにしても今日となっては、最早もはや此名はどの山にてられたものか、少しも知ることを得ないのは是非もない。
利根川水源地の山々 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
月をえて枳園は再び遺骨を奉じて入府し、又榛軒の金を受け、又これを他の費途にて、又遺骨を奉じて浦賀に帰つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
美しい彫刻ほりのある、銀の台付の杯を、二つ並べて、浪路は、黄金のフラスコ型のびんから、香りの高い酒をみたして、
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
白葡萄酒のコップとウイスキイのコップとは、再び無愛想なウェエタアの手で、琥珀色こはくいろの液体がその中にみたされた。
西郷隆盛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
けれどもつかまへる時の愉快な味が忘れられなかツたので、骨折損もつまらないもあツたもので無い。
水郷 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
ところ或日あるひ石橋いしばしが来て、たゞかうしてるのもつまらんから
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
昔の人がこの木に山茶花さんさかの漢名をあてた事があるので、多分それからサザンカの名を生じたのではないかと思う。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
かくシリベシを後方羊蹄と書くのは、如何にも奇抜至極な字をあてたもので、これは余程ヒョウキンな書きぶりである事を失わない。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
——大塔宮ヲ討チ奉リタラン者ニハ、非職凡下ボンゲヲイワズ、伊勢ノ車ノ庄ヲ恩賞ニテ行ナワルヨシ、関東ノ御教書ミギョウショ有之コレアリ、ソノ上ニ定遍ジョウヘンズ三日ガウチニ六千貫ヲ与ウベシ
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「何やらの書にも——ソノ味ハ醇厚ジユンコウ、久シキヲテモ損セズ、ユヱイニシヘヨリ大宋タイソウ南蛮ナンバンニ往来スル倭船ワセンモ、必ズココニテ酒壺シユコ吉備酒キビザケヲ満タシ、長キ船中ノ用ニツ——とか。……和上わじょう、そのような美酒うまざけをわれらへひとつ馳走して給わるまいか」
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
草嫩堪茵 くさわかしとねあつるに
向嶋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
皆は御馳走でくちくなつた腹を抱へて、めい/\じつと考へ込んでゐたが、うしてもそれらしい書物ほんが思ひ出せなかつた。マシウス教授は可笑をかしさうにくすくす笑ひながら、
之を二兒に平分せんと欲する時は一つづつなる可し。
尚白箚記 (旧字旧仮名) / 西周(著)
先生せんせい言論げんろんには英雄えいゆう意氣いきみちながら先生せんせい生活せいくわつ一見いつけん平凡へいぼんきはまるものでした。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
五分心ごぶじん蒲鉾形かまぼこなりとも火屋ほやのなかは、つぼみつる油を、物言わず吸い上げて、穏かなほのおの舌が、暮れたばかりの春を、動かず守る。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「……天つ宮事ミヤゴトもちて、大中臣、天つ金木カナギを本うちきり、末うち断ちて、千座チクラ置座オキクラにおきタラはして、天つ菅曾スガソを本刈り断ち、末刈り切りて、八針にとりきて、天津祝詞の太祝詞事を宣れ。かくのらば、ヽヽヽ」——六月晦大祓
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
この珍貴ウヅ感覚サトリを授け給ふ、限り知られぬメグみにちたよき人が、此世界の外に、居られたのである。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
コレが、神さびた職を寂しく守つて居る者の優越感を、ミタすことにも、なるのであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)