“蒲鉾形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かまぼこなり55.6%
かまぼこがた44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頭の上は大空で、否、大空の中に、粗削あらけずりの石のかたまりが挟まれていて、その塊を土台として、蒲鉾形かまぼこなりむしろ小舎が出来ている。
奥常念岳の絶巓に立つ記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
加えてく混ぜて煉ってトースパンへ蒲鉾形かまぼこなりに塗付けてテンピの中でおよそ十五分間焼きます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
その時、一列に蒲鉾形かまぼこがたった障子を左右に開けると、ランプの——小村さんが用心につるおさえた——灯が一煽ひとあおり、山気がさっと座に沁みた。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
混ぜて冷ましておいてトースパンへ蒲鉾形かまぼこがたに塗りつけて玉子の白身へ浸してパン粉をつけてバターで揚げます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)