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粗削
ふりがな文庫
“粗削”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あらけず
75.0%
あらけづ
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あらけず
(逆引き)
ぎいぎいと
櫂
(
かい
)
が鳴る。
粗削
(
あらけず
)
りに
平
(
たいら
)
げたる
樫
(
かし
)
の
頸筋
(
くびすじ
)
を、太い
藤蔓
(
ふじづる
)
に
捲
(
ま
)
いて、余る一尺に丸味を持たせたのは、両の手にむんずと握る便りである。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
頭の上は大空で、否、大空の中に、
粗削
(
あらけず
)
りの石の
塊
(
かたまり
)
が挟まれていて、その塊を土台として、
蒲鉾形
(
かまぼこなり
)
の
蓆
(
むしろ
)
小舎が出来ている。
奥常念岳の絶巓に立つ記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
粗削(あらけず)の例文をもっと
(3作品)
見る
あらけづ
(逆引き)
僕等はあまり多い
粗削
(
あらけづ
)
りの藝術に倦きて居る。もつと仕上
鉋
(
かんな
)
のかかつたものが欲しいのである。予が所謂自然派の作品のうちで徳田秋聲氏を尤も好むのも此純藝術家的の見地からである。
京阪聞見録
(旧字旧仮名)
/
木下杢太郎
(著)
粗削(あらけづ)の例文をもっと
(1作品)
見る
粗
常用漢字
中学
部首:⽶
11画
削
常用漢字
中学
部首:⼑
9画
“粗”で始まる語句
粗
粗忽
粗末
粗相
粗朶
粗笨
粗雑
粗略
粗漏
粗暴
“粗削”のふりがなが多い著者
木下杢太郎
小島烏水
牧逸馬
夏目漱石