“蒲鉾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かまぼこ97.0%
いた1.5%
かまばこ1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このふうは今でも正式の饗宴きょうえんには伝わっている。決してほこりだらけの刺身さしみ蒲鉾かまぼこを、むしゃむしゃ食うばかりが肴ではなかったのである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
……さかなも常ならお前に頼むんやが、今日のこツちやさかい、朝から榮吉が町へいて、鯛五枚にはも五本、蒲鉾いたと厚燒を十枚づゝ買うて來よつた。
兵隊の宿 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
蒲鉾かまばこにいろいろの魚を入れるように、夢も見た材料で出来るのだね」
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)