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『兵隊の宿』
ふりがな文庫
『
兵隊の宿
(
へいたいのやど
)
』
坂の上の、大きな松の樹のある村總代の家で、あるきを呼ぶ太鼓の音が、ドーン、ドーン、ドン/\/\/\/\と響いてゐたのは、ツイ先刻のことであつたが、あるきの猪之介は、今のツそりと店へ入つて來て、薄暗い臺所の方を覗き込みながら、ヒヨロ高い身體を …
著者
上司小剣
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約45分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間15分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
教
(
をせ
)
家
(
へ
)
覆
(
お
)
猪
(
ゐ
)
納
(
なふ
)
嘲弄
(
からかひ
)
貴
(
き
)
例
(
いつ
)
切
(
せ
)
浸
(
びた
)
生
(
な
)
假
(
よ
)
刻
(
ほ
)
大府
(
おほぶ
)
大砲
(
おほづゝ
)
弄
(
いぢ
)
環
(
くわん
)
孱弱
(
かぼそ
)
寧
(
いつ
)
染
(
にじ
)
此方
(
こつち
)
洋傘
(
パラソル
)
薩張
(
さつぱ
)
轆轤
(
くるまき
)
餓
(
かつ
)
鯱
(
しやちほこ
)
乃
(
そこ
)
俺
(
おら
)
傍
(
わき
)
入
(
はひ
)
凜々
(
りゝ
)
婀娜
(
なまめ
)
孰方
(
どつち
)
對岸
(
むかう
)
框
(
わく
)
母
(
か
)
温
(
ぬる
)
滯留
(
とうりう
)
買物
(
かひもん
)
錢
(
あし
)
際
(
きは
)
飯櫃
(
おひつ
)
丁稚
(
でつち
)
九歳
(
こゝのつ
)
先刻
(
さつき
)
凭
(
よ
)
切羽
(
せつぱ
)
十歳
(
とを
)
可笑
(
をか
)
名刺
(
なふだ
)
喋舌
(
しやべ
)
喫驚
(
びつくり
)
嘲弄
(
からか
)
堵
(
かき
)
天明
(
よあけ
)
女子
(
をなご
)
娯
(
たのし
)
媚
(
こび
)
屈
(
かゞ
)
惚
(
ぼ
)
抓
(
つね
)
掛金
(
かきがね
)
斜子
(
なゝこ
)
明日
(
あした
)
昨日
(
きのふ
)
棕櫚
(
しゆろ
)
此家
(
こゝ
)
毎
(
いつ
)
氣色
(
けはひ
)
煤
(
すゝ
)
状袋
(
じやうぶくろ
)
白鹿
(
はくしか
)
確乎
(
しつかり
)
稍
(
やゝ
)
脂
(
やに
)
華奢
(
きやしや
)
蒲鉾
(
いた
)
表書
(
うはがき
)
金
(
きん
)
釦
(
ぼたん
)
銅
(
あか
)
阿呆
(
あほ
)
頭髮
(
あたま
)
食
(
は
)
黄金
(
きん
)
七夕
(
たなばた
)
下膨
(
しもぶく
)
人事
(
ひとごと
)
他
(
ほか
)
他人
(
ひと
)
何
(
ど
)
偖
(
さて
)
偶
(
たま
)
偸
(
ぬす
)
兎
(
と
)
内懷
(
うちぶところ
)
内方
(
うちかた
)
内部
(
なか
)
冷
(
ひや
)
刪
(
けづ
)