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餓
ふりがな文庫
“餓”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
う
60.0%
うえ
15.9%
ひも
9.0%
かつ
6.2%
うゑ
5.5%
ひもじ
2.1%
が
0.7%
ゑ
0.7%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
う
(逆引き)
米と塩とは尼君が
市
(
まち
)
に出で
行
(
ゆ
)
きたまうとて、
庵
(
いおり
)
に残したまいたれば、
摩耶
(
まや
)
も予も
餓
(
う
)
うることなかるべし。もとより山中の
孤家
(
ひとつや
)
なり。
清心庵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
餓(う)の例文をもっと
(50作品+)
見る
うえ
(逆引き)
これが、お茶でない何かほかのもののつもりになどはなれないくらいでした。二人は
餓
(
うえ
)
も寒さも忘れ、すっかり楽しい気持になりました。
小公女
(新字新仮名)
/
フランシス・ホジソン・エリザ・バーネット
(著)
餓(うえ)の例文をもっと
(23作品)
見る
ひも
(逆引き)
『決して後の事心配しなさるでねえよ。私
何様
(
どんな
)
思いをしても、阿母や此児に
餓
(
ひも
)
じい目を見せる事でねえから、安心して行きなさるが可えよ。』
昇降場
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
餓(ひも)の例文をもっと
(13作品)
見る
▼ すべて表示
かつ
(逆引き)
青木愛之助が、
如何
(
いか
)
に刺戟に
餓
(
かつ
)
えていたからとて、又彼がどれ程の賞金を
懸
(
か
)
けたとて、金ずくで自由になる事柄ではないのだ。
猟奇の果
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
餓(かつ)の例文をもっと
(9作品)
見る
うゑ
(逆引き)
が、
畢竟
(
つまり
)
は慾張りと
怠
(
なま
)
け者の熱心さで、氣狂ひ染みた
雷同性
(
らいどうせい
)
に引摺られて、春の夜の薄寒さも、
餓
(
うゑ
)
も
疲
(
つか
)
れも物の數ではありません。
銭形平次捕物控:301 宝掘りの夜
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
餓(うゑ)の例文をもっと
(8作品)
見る
ひもじ
(逆引き)
その中にあんまり
餓
(
ひもじ
)
くなったので、今朝、雨が小止みになったのを幸ひ、その開墓を出て街に行った。
奥間巡査
(新字旧仮名)
/
池宮城積宝
(著)
餓(ひもじ)の例文をもっと
(3作品)
見る
が
(逆引き)
彼がかつて五千人を一時に養いし時多くの人は「パン」を得んがために彼の跡に附き従いしごとく、永遠かわくことなき水、永遠
餓
(
が
)
することなき「パン」を彼はこの世に与え得ざりしならん
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
餓(が)の例文をもっと
(1作品)
見る
ゑ
(逆引き)
「にあり」「てあり」「といふ」が、「なり」「たり」「とふ」となるのも同様の現象である。「
我
(
わ
)
は
思
(
も
)
ふ」「
我
(
われ
)
はや
餓
(
ゑ
)
ぬ」など連語においても、これと同種の現象がある。
国語音韻の変遷
(新字新仮名)
/
橋本進吉
(著)
餓(ゑ)の例文をもっと
(1作品)
見る
餓
常用漢字
中学
部首:⾷
15画
“餓”を含む語句
餓死
飢餓
大施餓鬼
男餓鬼
餓鬼
饑餓
餓鬼道
餓鬼振舞
施餓鬼
餓狼
餓莩
餓鬼大将
川施餓鬼
餓鬼草紙
餓虎
餓鬼大將
色餓鬼
女餓鬼
餓鬼奴
餓殍
...
“餓”のふりがなが多い著者
中里介山
夏目漱石
内田魯庵
アントン・チェーホフ
島崎藤村
ニコライ・ゴーゴリ
魯迅
江戸川乱歩
甲賀三郎
泉鏡花