“餓鬼道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がきどう60.0%
がきだう40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳥もけものも、みなえ死にじゃ人もばたばたたおれたじゃ。もう炎天えんてん飢渇きかつために人にも鳥にも、親兄弟の見さかいなく、この世からなる餓鬼道がきどうじゃ。
二十六夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
戦乱が生んだ餓鬼道がきどうちまたでは、癈人、ごくつぶし、足手まとい以外の何者ともられなかったといってよい。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鳥もけものも、みな飢ゑ死にぢゃ人もばたばた倒れたぢゃ。もう炎天と飢渇きかつために人にも鳥にも、親兄弟の見さかひなく、この世からなる餓鬼道がきだうぢゃ。
二十六夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
餓鬼道がきだうのやうに喰ふ我等の晩餐
我が愛する詩人の伝記 (新字新仮名) / 室生犀星(著)