“炎天”の読み方と例文
読み方割合
えんてん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夏の炎天(えんてん)ではないからよいようなものの跣足(すあし)に被(かぶ)り髪(がみ)——まるで赤く無い金太郎(きんたろう)といったような風体(ふうてい)で、急足(いそぎあし)で遣(や)って来た。
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
鳥もけものも、みな飢(う)え死にじゃ人もばたばた倒(たお)れたじゃ。もう炎天(えんてん)と飢渇(きかつ)の為(ため)に人にも鳥にも、親兄弟の見さかいなく、この世からなる餓鬼道(がきどう)じゃ。
二十六夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
かんかん日(ひ)の照(て)る炎天(えんてん)につツ立(た)つて、牛(うし)がなにか考(かんが)えごとをしてゐました。虻(あぶ)がどこからかとんできて、ぶんぶんその周圍(まはり)をめぐつて騷(さわ)いでゐました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)