“田植”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たうゑ40.0%
たうえ30.0%
たう20.0%
さつき10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みなみいへではすこしばかり養蠶やうさんをしたので百姓ひやくしやう仕事しごとすべ手後ておくれにつたのであつた。村落むら大抵たいてい田植たうゑをはけたのであわてゝ大勢おほぜいやとうた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
このシッキム人の事については少し面白い話がありますから後に致す事として、この道筋で面白く感じた事は、その雨の降って居る中で田植たうえをして居る。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
ちょうど田植たうやすみの時分じぶんで、むらでは方々ほうぼうで、にぎやかなもちつきのおとがしていました。山のおさると川のかにが、途中とちゅう出会であって相談そうだんをしました。
物のいわれ (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
明後日から田植さつきにかかるつもりの眼のまわる忙しい日だつたが、作業は休みということになつて、母親のタミと初世の二人は、御馳走ごしらえにいそがしかつた。
押しかけ女房 (新字新仮名) / 伊藤永之介(著)