“安居”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あんご68.8%
あんきよ12.5%
あい6.3%
あぐら6.3%
あんきょ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると、残された実の一つは、初めて本然の姿を取り回したらしく、自らが小さな精霊ででもあるかのやうに、寂然として安居あんごしてゐる。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
おもふにがごとき賤農せんのうもかゝるめでたき 御代みよに生れたればこそ安居あんきよしてかゝる筆もとるなれ。されば千年の昌平しやうへいをいのりて鶴のはなしに筆をとゞめつ。
めて安居あぐらしていたが、不きげんだった。またひどく青白い。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夏、帝白龍庵に病みたもう。史彬しひん程亨ていこう郭節かくせつたま/\至る。三人留まる久しくして、帝これをりたまい、今後再びきたなかれ、我安居あんきょす、心づかいすなとおおす。帝白龍庵をてたもう。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)