“帰省”のいろいろな読み方と例文
旧字:歸省
読み方(ふりがな)割合
きせい60.0%
かえ20.0%
かへり10.0%
きしょう10.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東京に永住の身となってからも、両親のある間はずいぶん帰省きせいしたけれども、ついにこのことあるを思い出さなかった、昔のそれを今発見したのである。
落穂 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
東京の人たちは地方の事情をよく御存知あるまいが、僕たちの学生時代に最もうるさく感じたのは、毎年の夏休みに帰省きせいすることだ。
水鬼 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
若狭わかさ帰省きせいするわたしもおなじところとまらねばならないのであるから、其処そこ同行どうかう約束やくそく出来できた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
十年以前まだ両親のあったころは、年に二度や三度は必ず帰省きせいもしたが、なんとなしわが家という気持ちが勝っておったゆえか、来て見たところで格別かくべつなつかしい感じもなかった。
落穂 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
そして試験休暇やすみには帰省きせいを待っているとしてあった。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「じゃあ、あのとき、田舎へ帰省かえったのだな……」
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ヤア大津、帰省かえったか」
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
『ハ、何にも……然う/\、先刻さつき静子さんがお出になつて、アノ、兄様にいさんもお帰省かへりになつたから先生に遊びに被来いらしつて下さる様にツて。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
はなし変って、私は丁度ちょうどその八月十九日に出発して、当時は京都から故郷なる備中連島びっちゅうつらじま帰省きしょうをしていた薄田泣菫すすきだきゅうきん氏の家を用向ようむきあって訪ねたのである、そして
二面の箏 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)