“歸省”のいろいろな読み方と例文
新字:帰省
読み方割合
きせい66.7%
かへり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上京じやうきやうして、はじめの歸省きせいで、それが病氣びやうきのためであつた。其頃そのころ學生がくせい肺病はいびやうむすめてた。書生しよせい脚氣かつけ年増としまにもかない。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それからすぐに和歌山わかやまられてつて、ひさしくくにかへることもしませんでした。加納家かのうけみこんでから、はじめて遠江とほたふみはゝのところへ歸省きせいしたことがあります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
『ハ、何にも……然う/\、先刻さつき靜子さんがお出でになつて、アノ、兄樣もお歸省かへりになつたから先生に遊びに被來いらしつて下さる樣にツて。』
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)