“脚氣”の読み方と例文
新字:脚気
読み方割合
かつけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上京じやうきやうして、はじめの歸省きせいで、それが病氣びやうきのためであつた。其頃そのころ學生がくせい肺病はいびやうむすめてた。書生しよせい脚氣かつけ年増としまにもかない。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「本當は」と、微笑しながら、「みな嘘よ。脚氣かつけでもあつたし、ふき掃除などが出來ないから、やめて來たの。」
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
今以いまもつきもてもしないだらうから、御婦人方ごふじんがたには内證ないしようだが、じつ脚氣かつけで。……しか大分だいぶ手重ておもかつた。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)