“内證”のいろいろな読み方と例文
新字:内証
読み方割合
ないしよ64.3%
ないしよう30.4%
ないしょう5.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「八、お前は近所の噂を掻き集めてくれ。世間の人は、金持の内證ないしよ話なんてものは、思ひの外知つてるものだ、如才もあるめえが——」
「あの、後程のちほど内證ないしよう御新姐ごしんぞさんが。きつ御待おまあそばせよ。此處こゝに。ござんすか。」とさゝやいて、すぐに、ちよろりとえる。
麦搗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
これは内證ないしょうのおはなしですがね、勿論もちろん百年も以前まえの事ですから、誰も実地を見たという者もなく、ほんの当推量あてずいりょうに過ぎないのですが、昔からの伝説いいつたえに依ると
画工と幽霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)