“当推量”のいろいろな読み方と例文
旧字：當推量
読み方割合
あてずいりょう62.5%
あてずゐりやう25.0%
あてすいりょう12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
半次郎　俺には文句が読めねえが当推量（あてずいりょう）で判っている。下総飯岡（いいおか）の身内の者で、俺の首をあげに来た奴等が寄こした、呼び出し状だ。
瞼の母 (新字新仮名) ／ 長谷川伸(著)
大殿様が娘の美しいのに御心を惹かされて、親の不承知なのもかまはずに、召し上げたなどと申す噂は、大方かやうな容子を見たものゝ当推量（あてずゐりやう）から出たのでございませう。
地獄変 (新字旧仮名) ／ 芥川竜之介(著)
三好の推測が、すこし当推量（あてすいりょう）に過ぎるのを笑うつもりらしかった……が……その笑いかけた顔が間もなく、前よりもズッと青白く緊張して来た。
オンチ (新字新仮名) ／ 夢野久作(著)