“当嵌”のいろいろな読み方と例文
旧字:當嵌
読み方割合
あては53.8%
あてはま42.3%
あてはめ3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
捨吉はマアシュウ・アーノルドの「生の批評」と題した本を読んだことを思出して、その言葉を特にテインの文章に当嵌あてはめて見たかった。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
外国の用語だとコンストラクションというようなことに関係するのであろうが、向うの人の言っている言葉では当嵌あてはまらないようである。
回想録 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
丁度あの頃私はトルストイの「アンナ・カレニナ」を読んでいたから、私は自分で想像したヴロンスキイのタイプをその参事官に当嵌あてはめてみたりなぞした。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)