“型”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
タイプ42.0%
かた34.8%
がた10.7%
なり4.5%
かたち3.6%
マニイル1.8%
けい1.8%
フォーム0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして被害者と食事をした男が、犯罪者タイプの顔をしていることを知って、この男がその犯人であると考えてもよいと思いました。
墓地の殺人 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
きよちゃん、自転車じてんしゃはしりっこをしようか。」と、とくちゃんがいいました。二人ふたりおなじようなかたの、あか自転車じてんしゃっていました。
父親と自転車 (新字新仮名) / 小川未明(著)
いろんな種類の鳥がいましたが、ニールスの知っているのはガンだけでした。ガンのむれは、クサビがたに長いれつをつくって、飛んでいました。
そのうちに心もち「く」の字なりに曲ったと思うと、普通の人間の片足がする通りに、ヒョコリヒョコリと左手の窓の方へ歩き出した。
一足お先に (新字新仮名) / 夢野久作(著)
どう見ても千浪のほっそりしたかたちに間違いないので、時やその他の不合理を疑う余裕もなく、すぐ身をひるがえして後を追って行った。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、今、読んだ所からうけとつた暗示の中には、先生の、湯上りののんびりした心もちを、みださうとする何物かがある。武士道と、さうしてそのマニイルと——
手巾 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
クララはふと眼をあげて祭壇を見た。花に埋められ香をたきこめられてビザンチンけいの古い十字架聖像クロチェ・フィッソが奥深くすえられてあった。
クララの出家 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
この問題はスポーツの美学的考察においてその「フォーム」と「感じ」あるいは、「イキ」との相関性において深い興味を引くところのものがある。
スポーツの美的要素 (新字新仮名) / 中井正一(著)