“原型”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げんけい42.9%
プロトタイプ42.9%
ウールティプス14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつしかこれが發達はつたつして、はしらてゝそのうへに三かくのバラツクをせたのが今日こんにち普通民家ふつうみんか原型げんけいである。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
現在のわれわれの周囲にも日常頻繁に起りつつある人間の悲劇や喜劇の原型プロトタイプであり雛形モデルであるとも考えられなくはない。
ピタゴラスと豆 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
これは実に「聖母マリア」の原型ウールティプスだ。聖母の中の聖母、ファン・エックの聖母といえども、この母猿の本能的感情より発祥しなくてはぬけがらの聖母である。
女性の諸問題 (新字新仮名) / 倉田百三(著)