“原士”の読み方と例文
読み方割合
はらし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「よく見えませぬが……」と樹上の居場所をかえて手をかざしながら——「オオ、駈け向ってゆきました、原士はらしの方が十四、五名」
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それよりは、一刻も早く、啓之助や原士はらしたちのいる剣山のふもと辿たどりつくことを急いだ方がよいと、お米は息ぎれをこらえつづけた。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
原士はらし衆の詰めているふもとの木戸へ行って、この大変をおらせしようと存じ、急いで、平家へいけの馬場から降りてきたところでございます
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)