“はらし”の漢字の書き方と例文
語句割合
原士100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蜂須賀はちすか名物の猛者もさ原士はらしの者や若侍の面々。曲者くせものがお船蔵の方へ駈け抜けたときいて、天堂一角をまッ先に、今、ここへ殺到した。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おれもこんどは落ちつくぜ。うム、御恩賞と扶持米ふちまいを大事に守って、昔のとおり川島の原士はらしとなって、この屋敷を建てなおすつもりだ」
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いったん川島へ帰った老人は、原士はらし仲間へこういって旅装をしなおし、従僕次郎ひとりを連れて、徳島の城下へ出かけて行った。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)