“同”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おな64.7%
おんな10.5%
どう7.6%
おなじ7.1%
おん2.7%
おなじく2.3%
とも1.3%
トモ0.6%
おんなじ0.6%
0.4%
おなじゅ0.4%
ドウ0.4%
おや0.2%
あは0.2%
おなじう0.2%
おなじき0.2%
おなじゅう0.2%
ヒト0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうどじい七つ、八つばかりの子供が、毎日五、六まって鬼事をしたり、こまをまわしたりしてんでいました。
子供の時分の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
兄さん、これは妹の親切ですか義務ですか。兄さんは先刻そういう問を私におかけになりました。私はどっちもじだと云いました。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
若い衆は顏を見合はせて困つた樣子をしたが、「よし/\、連れていたるさかい、早う拔いて來い。」と、言ふと、皆々それにじて
石川五右衛門の生立 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
一体東海道掛川宿から汽車んだとえてる、腰掛れて、死灰へたから別段にもまらなかつた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
獨りでお留守してゐると、横濱とは違つて不安心で淋しくつてならなかつたのですけど、馴れると何處だつてなじことですわね。
見学 (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
恭忠は備後国福山の城主阿部伊勢守正倫備中守正精の二代に仕えた。その枳園を挙げたのは、北八町堀竹島町に住んでいた時である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
これは家持作だが、天平勝宝七歳三月三日、防人撿校する勅使、に兵部使人等、える飲宴で、兵部少輔大伴家持の作ったものである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
……大友皇子手に香炉を執りて先起ちて誓盟して曰はく、六人(赤兄・金・果安・人・大人及び皇子)心をにして天皇の詔をく。
「先生、いことをしました、一杯回生剤を頂かして下さるのなら、先方へ参りませんに、こうやって、」
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
……生れようと思うて、生れるものはないし、死なうと思うて死ぬものもまア滅多にないのとなしことぢや。婚禮だけが本人の承知不承知を喧ましく言ふにも當るまい。
ごりがん (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
故にこの両等は藩をうし君を共にするの交誼ありて骨肉の親情なき者なり。(骨肉の縁を異にす)
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
正行正時和田新発智新兵衛以下兵百四十三名、前皇御廟ニ参ッテ、コノタビノニハ左右ナク討死ニ申スベキノ由、御暇シアゲリ、如意輪堂ノ板壁ニ、コレ今生ノ名残リゾト、各〻
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「吾、汝が命の、もし墨江つ王とじ心ならむかと疑ふ。かれ語らはじ」とのりたまひしかば、答へて曰さく、「僕はき心なし。墨江の中つ王とじくはあらず」
公の一身は重しと雖も、国威には代へられない。わたくしは公と心をせて蘭方医をして公の病牀に近づかしめぬやうにしようとおもふ。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
一 道をし義相ふを以てに集合せり、故に此理を益研究して、道義に於ては一身を不、必ず行ふべき事。
遺教 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
然れどもを別たずして、倶に天皇のに、相けてふること無からむ。し今より以後の如くならずば、身命び、子孫絶えむ。忘れじたじ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
人一人殖えた事ゆえ、これはさもあるべき事ながら、唯怪しむきはお勢と席をした時の文三の感情で、何時も可笑しく気が改まり、円めていたを引伸して頸を据え、う済して変に片付る。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
とは——豆ヲルニ豆ノ豆ガラヲク——ようなもの。また——コレ根ハツカラ生ジタモノ——。どんなたたかいにせよ、赤子の殺し合いは、それだけでも最大な御悲嘆でなければならない。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)