“死灰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しかい64.3%
しくわい35.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一体東海道掛川(かけがわ)の宿(しゅく)から同じ汽車に乗り組んだと覚えている、腰掛(こしかけ)の隅(すみ)に頭(こうべ)を垂れて、死灰(しかい)のごとく控(ひか)えたから別段目にも留まらなかった。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
地面は昼間温かい太陽に向って九千三百万マイルの彼方から来る光熱を浴びているが、夜になると冷たい死灰(しかい)のような宇宙の果に向き変ってしまう。
歳時記新註 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
一体(いつたい)東海道(とうかいだう)掛川(かけがは)の宿(しゆく)から同(おなじ)汽車(きしや)に乗(の)り組(く)んだと覚(おぼ)えて居(ゐ)る、腰掛(こしかけ)の隅(すみ)に頭(かうべ)を垂(た)れて、死灰(しくわい)の如(ごと)く控(ひか)へたから別段(べつだん)目(め)にも留(と)まらなかつた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
既(すで)に一燼(じん)の薪となるべきを、幸に字(じ)を識(しる)者に遇(あひ)ひて死灰(しくわい)をのがれ、韻客(ゐんかく)の為(ため)に題詠(だいえい)の美言(びげん)をうけたるのみならず、竟(つひ)には 椎谷侯(しひやこう)の愛(あい)を奉(ほう)じて身を宝庫(ほうこ)に安んじ