“東海道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうかいだう53.8%
とうかいどう46.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一体いつたい東海道とうかいだう掛川かけがは宿しゆくからおなじ汽車きしやんだとおぼえてる、腰掛こしかけすみかうべれて、死灰しくわいごとひかへたから別段べつだんにもまらなかつた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
さ/\評判ひやうばん高くなりなんと無く影護うしろめだくなり此寺にも居惡ゐにくく餘儀なく此處を立退たちのき一先江戸へ出ん物と關東を心ざし東海道とうかいだうをば下りけりふとこさびしければ道中にても旅人をがいし金銀を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「アアもし、けっして、そんな者ではございません。わたくしは、たびたび東海道とうかいどうへもきております、伊吹村いぶきむら独楽こままわしです」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこで諭吉ゆきちは、ま夜中よなかの十二ごろに江戸えどをでて、よる東海道とうかいどうをあるいて、夜明よあけごろに横浜よこはまにつきました。さっそく海岸かいがんのほうへいってみました。